子宮頸がんの検査を受けた理由

リボン 円錐切除

2020年11月に子宮頸部の高度異形成で円錐切除術を受けました。

【高度異形成】子宮頚部円錐切除に至るまで
私が実際に検診から円錐切除の手術を受けるまでをまとめています。時系列的にまとめたものですので、これから治療を受ける方の参考になればと思います。実際に子宮頸がんで手術をされた方のものは多く見つかるのですが、高度異形成で円錐切除術をしたものがあまりなく、私が欲しかったものでした。

今回はその手術を受ける前の検査を受ける経緯について紹介します。

結論から言うと
「毎年受けていたから」ですが、今回は少し状況が違っていました。

前医から再検査を勧められていた

1年前の2019年7月にも検査をうけていました

私は低用量ピルを服用していますので、それをもらいに行くときに定期的に検査をずっと(10年近く)毎年検査をしていました。
というのも、私の行っていた病院だけかな?子宮頚がんの検査を毎年行う病院ばかりでした。自治体の検査費の負担が2年に1回のところに住んでいましたので、1回は自治体の補助、もう一回は自費で受診していました。

2019年の検査 「異常なし」

2019年7月の時は「異常なし」で、問題となる細胞は見つかりませんでした(HIML)が、検査をしてくれた婦人科の先生から「炎症が少し見られるから10か月後(2020年5月)後に絶対に検査を受けてほしい」と強く言われました。
しかし、転勤となり、その先生とは離れ、他の先生ピルをもらう時に相談したところ、HIMLは異常なしだから大丈夫と言われ、どうなんだ?と思っていたところにコロナでした。

ベセスダ分類表

三菱化学メディエンスより引用 https://www.medience.co.jp/information/pdf/10-15.pdf

コロナが少し落ち着いたし、ピルもなくなったし受診をすることになりました。

2020年の検査 「いきなり高度異形成」

2020年9月検査を受けました。その先生に「HIMLは異常なし」といわれていたため特に気にすることなく検査を受けました。
検査自体は内診台でサラッとサクッとなので、検査だけだと5分もかからないのではないでしょうか。
ついでに乳がん検診も一緒に受けて、乳のエコーで石灰化した部分がないか、
乳首から異常な分泌物はないかを検査され、こちらも5分から10分くらいですかね?
受付から会計まで30分程度で終わりました。

この検査の結果が高度異形成でその2か月後には手術でした。

【高度異形成】子宮頚部円錐切除に至るまで
私が実際に検診から円錐切除の手術を受けるまでをまとめています。時系列的にまとめたものですので、これから治療を受ける方の参考になればと思います。実際に子宮頸がんで手術をされた方のものは多く見つかるのですが、高度異形成で円錐切除術をしたものがあまりなく、私が欲しかったものでした。
子宮頸がん検診の感想
子宮頸がんの検診について概要や料金と私の感想を紹介しています。今までに検査を3施設で6回受診した感想と検査の流れについて紹介しています。自治体の補助券や検索の仕方についても紹介しています。検診について気になっている方に是非見ていただきたいです。

低用量ピルの服用理由

ピルは生理痛が重いため服用しています。
最近は保険適応のものも種類が増えてきています。
ずっと自費のものを使っていましたが、保険適応のものに手術を機に変えました。
もっと早くから変えておけばよかったと思います。

実家に帰省した時に持ってくるのを忘れてしまい、近くの婦人科で受診したら、普段は診察費+ピル代込みで3000円程度でしたが、診察費(10割)で4000円ほど。薬代は調剤薬局で薬代(10割)で4000円ほどと、倍以上かかってすごく驚きました。

日本でのピル

ピルを服用していると日本では好奇の目にさらされるような気になりますが、世界では標準的に使われているモノです。
むしろ先進国の中では異常に少ない状況です。

ピル普及率-世界比較グラフ
PILL FACTBOOK より
https://smaluna.com/assets/pdf/PILL-FACTBOOK_Vol2.pdf

日本ではピル=避妊のイメージが強いことが要因のひとつだと考えていますし、実際に家族や友人からそのようなことを言われたことがあります。
いつもは「無知って怖いな」と少し相手と距離を置くことにしています。
ピルのイメージでよくあるのが、
性に寛容というイメージがあるようです。私は実際に子宮頸部高度異形成になったことを告げたときに言われました。
ピル飲んでるからかかったのか?と。

誤解も甚だしいです。

ピルの服用と子宮頸がんのなりやすさに関しては数字上の相関はありますが、なるかならないかに相関はありません。
ピルを服用しているためにコンドームなどの避妊具を着用しなかったためヒトパピローマウィルス(HPV)に感染したことが原因で、
ピルを飲んでいたからではありません。
ピルを飲んでいても飲んでいなくても、HPVに感染した人と性交渉があれば感染のリスクは等しくあります。
ピルではどんな感染も防げないから、ピルは自分のため、コンドームは二人のためとして着用しましょう!

ピルと自分の体

ピルを服用することで強制的に(長くても半年程度)に一回は婦人科に行き、定期的に検査を受けることになるので、その面でもピルはいいと思います。
ピルの副作用として血栓症が挙げられますので、たばこを吸っている方はタバコをやめるか、ピルを服用しないか選択しましょう。
私からしたら、毎月生理痛がひどいからと生理休暇を取得するくらいなら、仕事や周りのため、仕事やプライベートで思いっきりやりたいことをやれるようにピルに限らなくても自分のために何かに頼ることがあってもいいと思っています。

また、実際に毎月動けなくなるほどに生理痛がひどい場合は何かほかの病気の可能性があるので、一度受診したほうがいいと思います。

まとめ

私が2020年に検査を受けようと思った理由は前医から「来年絶対に受けてほしい」といわれたからです。医者からのおすすめは聞いておくものですね。

今回検査をしていなかったらもしかしたらもっと悪化してからしかわからなかったかもしれません。

今年受けていなかったら円錐切除では済まなかったかもしれません。

色々な偶然が重なった結果でしょうが、あの時検査を面倒くさがらず受けておいてよかったと今だから言えます。

私の年上の友人は生理痛もひどくなく、普段の生活をしていたけれど不審な帯下(オリモノ)が続いたため受診したら子宮頚がんだったとか、
毎月生理痛に悩まされていて動けなくなるほどだったけれど、受診せず、妊娠をきっかけに受診したら大きな筋腫が見つかって、妊娠中に小さくならなかったため出産後すぐに手術で除去をしたという方もいます。

ピルに限らなくても、自分の体のことだから、歯医者さんの点検と同じように定期的に受診をして、がん検診、筋腫、内膜症の検査を保険のきく範囲や少し手出しで検査をしておくと、妊娠・出産時やなにかがあったときに早く見つけて、大事になる前に処置ができるので本当に病院には定期的に行ってほしいと思います。

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