現在勤務している、新卒からの会社がブラック企業と化してしまいました。
現在、転職するか、労働組合を作るか考え中です。
もし、労働組合を作った場合、その過程を公開していきたいと思います。転職する場合は、転職の様子を公開していきますが、前回(1年ほど前)から転職活動をしていましたが、なかなかうまくいかず、結構心は折れています。
ブラック化 何が起きたのか
弊社はいままで外から見るとどうだったかわかりませんが、同業他社と比べて比較的ホワイトと思ってい働いている人が多かったと思っています。
しかし、コロナ禍(コロナが原因ではないが)に業績が悪化し、待遇が一気に悪化。
その結果、「多分…労働基準法に抵触しているよね?」事案が多発しました。
払われない残業代
私は営業職をしていて、ほとんどが既存先のルート営業です。事務所が多くないため、原則、家からの直行直帰です。
就業時間は8時30分から17時30分までですが、営業先の都合で19時から面談だったり、朝8時から製品説明会を開催することも多々ありました。
数は多くありませんが、年に数回、得意先を招いた会があります。その際は会の開催時間中(例;19時から21時)は残業代が出ていましたが、17時30分から19時までと、19時の後立食パーティーが開催されますが、その時間は支給されていませんでした。もちろん片付けも。
いままでの残業代「みなし残業制」
残業代としての支給はすごく限定的でしたが、いままでは「みなし残業代」が結構な時間支給されていました。
そのため、朝早いのも夜遅いのも「まぁいいか」とおもっていましたし、会の準備や片付けを考えても、「単月では足がでるけれど、まぁ…繁忙期かな。他の月は大丈夫だし」と思えました。
それくらいはもらっていました。
ちなみに「みなし残業時間」の設定は「営業日報から算出」です。
日報で調査が行われる期間が事前に申告があり、その期間の日報から平均的な就業時間を算出していました。
みなしで規定された時間を越えた場合請求できますが、そこまでじゃないかな…といった感じでした。
現在 「みなし」が半分に!!!
「みなし残業時間」が半分になりました。
仮に時給2000円だとしたら…数万円消えました。
理由は「コロナ禍で営業に出れていないから」「日報で記載がなかったから」…
〇弊社の得意先は結構コロナの影響を受けますので、訪問営業はできなくなりました。アポイントも取得しにくくなり、郵送や電話で対応していました。
〇弊社の日報システムはものすごく書きにくいのです。他のメーカーと比べるとかではなく、「1件電話した」という内容でも記載事項が多くあります。さらに、ものすごく重くて、読み込みをするたびに10秒以上止まります。
1件書くたびにその状況なので、多くの人たちが就業時間後に行ったことを1コマにまとめて記載していました。
元々みなし残業システムであるため、17時30分にやっても、19時にやっても、22時にやってもなにも変わらなかったから。
この状況で勝手に「コロナ禍で残業が少ないから」と残業代を減らしてきました。勝手に。
ある日突然営業会議で「残業代減らします」でした。
今後 みなしから実労働へ
今後みなし残業代システムから完全実労働へシステムを変えるらしいですが、本来1月からと言われていましたが、12月17日現在、何も言われていません。
これも従来通り、事後報告でしょうか。
勝手に変わる家賃補助
私は全国転勤の仕事をしていますので、定期的に引っ越しを伴う転勤があります。
そのため、家賃補助が会社から支給されます。
この補助金額をいきなり、勝手に変えてきました。
負担で言ったら1万~2万円の増額なので、耐えられなくはないです。
さらにいままでの弊社は同業他社に比べて家賃補助が充実していたため、持ち家の人も少なく、皆賃貸物件を借りていました。
ある日突然、猶予期間もなく、しかも事後「こうなります」と伝えられました。
弊社、いろいろなことが「事後」に「告げられる」システムをとっていました。
オーナー企業で、社長の一存だから…とのことですが、やりすぎですわ!
単身赴任に大打撃
いままで、家族を持っていても家賃補助がでていました。単身赴任となっても、家族が住んでいる家&単身赴任先の家両方とも補助がでていました。
この待遇はものすごく良いもので、世間的に見てもいいモノだったというのは、もちろんわかっています。しかし…なくなりました。
例えば、「来年1月の異動からこの補助はなくなります」と1年程度の猶予期間をもっていってもらえていたならば、ここまで怒っていないと思います。覚悟ができていたし。
しかし、1月異動のために家を探し始めた12月上旬にいきなり言われていました。
私は結婚していないため、直接は関係ありませんが。
そのため、一度内覧までしていましたが、単身赴任の家賃補助が出ないため、家のランクを落としたり、郊外に住むことを決めた人もいます。
こうなるなら「奥さん説得すればよかった」と言っていた人も。その相談の時間も猶予もなく、いきなり告げられる状況…
辞める?or部署変える?
私の同期が生産部へ異動になりました。
営業成績も悪くなく、表彰をされていたほどの者でしたが。
異動理由について質問した際は「営業ではもう面倒見切れない。わかるだろ?」とのこと。
「わからないです」と答えたら
「あーーーーーーー。辞めるか生産行くかどっちか決めて」と。
社長に直接現状についての不満等を言える機会があり、その時にちょっと言い過ぎたとの心当たりはあるようですが、それが原因かどうかは結局わからないまま、異動となりました。
弊社のブラック度は、枚挙にいとまがない
本当に数年前まではいい会社だったのです。
噂でじは労働組合を作ろうかといった話も一瞬出てきていましたが、「今のままでいいじゃん」といった声があったと聞きます。
それが…年収で言ったら人にもよりますが、50万~100万ほど減っています。
作られないパンフレット
他のメーカーがどんな感じかわかりませんが、ロングセラー商品でも「力を入れて売ろう」と思ったら商材つくりますよね?
弊社では、売上のほとんどを占める商品の商材が3年以上新しくなっていませんし、1種類しかありません。
「しっかりと他製品との差別化を図ってもらおう!」と、部長陣がいうのは勝手ですが、どこが違うのか教えてほしい。
やってしまった投資
新製品導入のために、海外メーカーから商品を購入し、日本の販売代理店のような形で発売する製品がありますが、導入にものすごくお金がかかったみたいです。
現状では、2~3年間は赤字で、その後回収していくとか。。。
この余波を浴びているのが現場の営業です。
爆発的にふえた移動距離
営業の数を減らしたいようです。「売上の効率化」という名目で、一人当たりの売上金額が設定されました。
しかし、弊社の商品は人口の数に依存するため(多くの商品もそうでしょうが)、都会だと「1」売るために1区に1人でいいかもしれませんが、田舎だと、「同じ1」を売るために面積が広くなります。
中には数人で持っていたエリアを一人で担当し、1か月の移動距離が2倍近くなった担当もいます。
しかし減らされた、営業職手当
いままでは外勤手当がありました。
外で食事をとることも多いし、移動時の例えば交通違反の切符代は自分持ちだし、事故のリスクもあるし、24時間365日電話かかってくる可能性あるし…
1外勤あたり〇〇円の手当が支給されていましたが、それもなくなりました。
単純に「基本給」+「残業代」(+「インセンティブ」)で構成されるようになりました。
インセンティブ部分は1~数万円程度しかなく、ほぼ無です。
つまり、内勤と給与体制が同じになりました。
休みの日でも求められる電話・メール対応
休日は仕事から離れられるものですが、そうもいきません。同業他社さんはどのように対応しているのでしょうか。
有給の日に問い合わせが来ても自分で対応するし、「年末年始やお盆休暇中でも携帯は持っていて対応できるように」と指示が来ます。
だから、帰省でもちょっとした旅行でもPCと社用携帯を持っていかなければいけません。
上司に「私本日有給」と言っても取り合ってもらえません。
コロナ前、海外旅行へ行ったときは「海外で電話かけると高額になるから置いていけ」としてくれましたが…
みんなどうしているのだろう。
研修で質問してみた
労働基準法では「〇〇は▼▼ですが、どうなっていますか?」と聞いてみたところ「オーナー企業なので該当しません」とのこと。
????????と思いながら、法学部出身者が頑張って調べてくれたところによると「オーナー企業とか関係ない事項」だったよう。
でも、基本的に「オーナー企業だから」でいままで全部通っていたし、社印自体もどうにかしなくては!という意識は低かったと思っています。
まとめ
何がどうしたらいいのか、全くわかりません。
しかし、とりあえず、このままではやばい!
とにかく、何かしらの方法で動いてみることにします。
【今ココ】→転職するか労働組合をつくるか…どちらがよいのでしょうか<働くとはNo.1>
【続編】労働組合を作りつつ、転職活動をすることにしてみた<働くとはNo.2>
社労士について知れるおススメの本
小説、教科書の紹介です。
小説で社労士が主人公として描かれているものはこちらの2作品しか見つかりませんでした。
マイナーな仕事で派手さもないため、少ないのでしょうか。
ひよっこ社労士のヒナコ (文春文庫)
新米社労士のひなこが、新人→ちょっと案件を任せてもらえるまでのお話。1話完結なので、少しずつ短い時間でひなこの成長が見守れます。
社労士を目指したきっかけや 仕事内容がわかるので、社労士を知りたいかたにはお勧め!
きみの正義は 社労士のヒナコ (文春文庫 み 51-4)
前作よりも少し成長したひなこのお話。
友人の弟のアルバイトから正社員への問題や、学生アルバイトの時間労働など、身近なテーマの話が多く、読んでいるだけで勉強になります。
私も過去に時間外労働めちゃくちゃしていたなと、自分の無知を知りました。
みんなが欲しかった! 社労士の教科書
お勉強としてはこちらです。
簿記などでも有名なTACの社労士シリーズです。結構なボリュームがあったので、電子書籍で購入し隙間時間に読んでいました。
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