先日会社でお昼の時間帯を使った女子会が行われた。
時流もあり、女性活躍を推進している。
そんな中、性別で会を分ける「女子会」に関して、私の上司も同僚も文句を言っていた。
しかし、結論から言えば「やるべきだ」と強く感じた。
女子会は必要!
それなりに大きな会社で営業職をしています。
最近転職し、中小から大手へ移動しました。そのため、「ダイバーシティ」「女性活躍」が大きく叫ばれる環境にまだ慣れていません。
名ばかりの女性活躍に辟易ともしています。
結論は絶対に女子会は必要だ!
ただ、どの会社でもどんな状況でも必要というものではなく、真剣に女性の活躍を推していきたい、女性と家族がいる会社には必要だと感じました。
人のうわさ話をするだけの会ならば必要ないでしょうね。
特に近年女性の進出した業界
特に、女性がこの10年ほどで大幅に増えた職種や、賃金の高い、専門職では女性の活躍について真剣に考えていかなければいけないと感じました。
女性のキャリアについて考える機会が必要
最近会った話。
私が転職した当初の上司は女性でした。40代のTHE・キャリアウーマンという感じのお姉さまでした。
その方が、部署異動でご栄転されました。
その時に同僚の方が「女性だから出世した。女性だとこういう時にいいよね」と。
本人に。陰で言うよりはマシだと思うけれど、まだまだ全然進んでいないのだなと感じた。
衝撃だったこと。マイノリティに初めて出会った
私は、周りにLGBTQもいない(いるのかもしれないけれど知らない)。
大多数の意見を聞くことのほうが多いし、自分自身も保守的な考え方をしている部分もあった(と気づいた)ので、周りも話せなかったのかも。。。
少数派については、ニュース等で見聞きしているので、なんとなく知った気になっていたが、女子会で初めて「マイノリティ」に出会いました。
逆に社内では「マジョリティ」だったようだけれど。。。
結婚していること子供がいることをカミングアウト
ある女性が話をしてくれましたが、その方は今まで転職していた複数社で「結婚していること」「子供がいること」を周りに話していなかったらしい!!!
私はその事実に衝撃でしたが、理由を聞いたところ、ものすごく納得できました。
言えない理由は周りへの配慮
確かに!!と思いました。
建前、表向きは色々言うけれど、本音の部分で言った時には、「子供がいる人=大変」と思う。。。
前職で転勤を希望した理由は「育休明けの人と周囲とのトラブル」
私は、前職で異動を希望したことがあります。
その時の理由は、この2点
周囲に相談したところ、「次はお前がこうなる番だ」と言われたこと
だから、「産休・育休のいないところに飛ばしてほしい」と言って、異動を願い出ました。
あの頃はまだ若かった…今思えば何言ってるの?と思うけれど、あの時は許せなかった。
私がマイノリティに初めて出会ったと言ってる時点でまだ理解が足りていない
たぶん、今回女子会で話してくれた方のように、会社や周りに気を使って、家庭の状況を言えない人はたくさんいたのだと思う。
今思えば、私がモメた前職の育休明けの人も、同じような配慮の一部だったのかもしれない。(仮に配慮があったとしても足りていないと思うけれど)
旦那の異動について行くという…私の矛盾の発生
私は、基本的には夫婦は同居していた方がいいと思っている。
男性の単身赴任はロクなことがないと思っていたから(単身赴任じゃなくてもロクなことないけど笑)
ただ、そう、漠然と思っていただけ。
友人(男)には「奥さんついてきてくれないんだね(悲)」
友人(男)が転職を考えたときに、妻から単身赴任も転居もNGがでたと聞いた。
「私は生まれ育ったこの地域を出たくない。でも、単身赴任は私がワンオペ育児になるからダメ。でも、年収上げてほしい」とのこと。
友人の仕事は全国転勤有きの営業職。
最短で半年〜長くても8年ほどで異動があることが普通。
この話を聞いたときには、「奥さん、この職種と結婚したんだから、わかって付いてきてほしいよね。友人も結婚の時に説明をしてなかったのが悪い」と、私の価値観で断罪した。
でも、たぶん、この価値観はこの業界の「普通」と思っていた。
一方で我が身に置き換えると転勤に付いていかないかもと思う
自身の身に当てはめた時に、今やっている仕事を辞めて、付いていくか?と問われると、たぶん辞めないと思った。結婚していないのでわからないが。
転勤についていって、仕事が見つかるのか?ママ友とうまくやっていけるのか?新しい土地に慣れるのか?といった不安はあると思うから、付いてきてくれなかった友人妻を非難したが、確かに悩むよな…と思った。
一方で、転勤は意外と楽しいイベントでもある。
通常、行かないエリアに定住すると思いもよらない新しい出会いもあるもの。
例えば、横浜だったとしたら、通常中華街・みなとみらいといったメジャーな観光地ばかり行ってしまう。
しかし、定住することでメジャーではない観光地へ行くこともできるので、辛いことだけではない(はず)
【別記事】横浜の以外な博物館 新聞博物館(ニュースパーク)行ってきました
引越を繰り返すことによって荷物も少しは少なくなる!
ご当地の文化・美食も知ることができる!
子供の進学vs旦那の転勤
子供が中高一貫の私立に合格し、1年通学した。
もし、このタイミングで異動を命じられたら???
子供は頑張って受験戦争を通過して通った学校。
異動先で私立に入れる可能性はものすごく低い(私立中高一貫は中途入学がないことのほうが多い)
結婚の時に異動についていくと約束していた
こうなったとき、ものすごく難しい選択を迫られるし、家族での話し合いもものすごく大事になると。。。
私はこの話を聞いたときに、とても難しいと思ったが、瞬間的には、
旦那が単身赴任すればいい。こう思った。
これが私の価値観なのだと気付いた。
※子供も旦那もいません(笑)
この時、その方は私とは全く違う選択をしていた。
「同じ女性。されど違う個人」
「女性」として括るのは無理があることなのだなと本当に初めて気づいた。
同僚(男)の一言「今の時代、夫婦揃って子育てするのは当たり前」
当たり前…と思っていてもなかなか難しいのがこの問題。
そして、全国転勤ありの仕事で二人とも働いていたら、相当な理解のある職場じゃないと難しい。
当たり前かどうかは押し付けられるものではない
理想としては夫婦二人で子育てに関与することだけど、日本の平均年収を見ても、労働時間を見ても、どちらかに負担がよってしまうのは致し方ない。
当たり前…かもしれないけど、奥様はそのあなたのいう当たり前にどれだけ共感できているのかな。
共働きが当たり前と言う価値観の押し付け
そして、共働きが当たり前、家事は半分、と言っているけど、それってどこまでできているんだろ。
そして、同僚的にはどう思っているんだろう。
「今日、子供のお迎えなので残業できません。子育ては二人ですることなので」と言われた時の気持ちって。
今度は専業主婦と言い出しにくくなる
子育ては二人で!と言われると「うちの妻、専業主婦、パート」って言いにくくない?
それはそれでマイノリティ(になりつつある人)への偏見・差別へつながる
同僚の一言「子供の学校が休みなので休みます」
わたしは、「え!?」と思う。
有給の範囲内、リモートワークの範囲内でやってくれればいいと言えばいいのだけど、、、
自己主張の強い「自称イクメン(風)」
自称イクメンは「子供が◯◯なので…」を言う気がしてます。
同居していない既婚者たち
女子会で聞いた人たちは、旦那(または子供)と同居している人が少なかったです。
多分、仕事を優先したらできなかったのでしょう…
望んだ別居なのか?
はたまた、望んだ別居婚なのか?
一緒に住むということを結婚の中に入れてることが、そもそもの偏見なのかな。
日本の人事システムを見直す時?
日本の「転勤」文化。
これは、そろそろ滅ぶ時なのかもしれません。
海外事情は?
アメリカでは転居を伴うレベルの異動はほぼないらしい。
そもそも、総合職みたいなざっくり採用ではなく、◯◯という業務をやるために採用しますという、職務が明記されているらしい。
どうしても転居がある時には、かなりの高給になる…らしい。
外資系、外国の思想と合わない、日本的人事システム
日本に多くある外資系企業。
しかし、海外の思想と日本のモーレツバブルを駆け抜けた上司とそのチルドレンたちとは、今の日本の若者たちの考えとは合わない
異動は楽しい!しかし、定住できない不安も
異動があると、思いもよらなかったところへ行くことができるため、楽しい一面もある!
その一方で、定住できないので、婚活やら家を買うとか、そういうのがかなりやりにくい。
日本の少母少子化はここにも原因あり!?
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