iDeCo(イデコ)をしない理由。未婚女子には厳しい制度

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資産を形成しようと思った時によく紹介されるのがiDeCoとNISAだと思います。実際に私も銀行へ行った際に資産形成の一つとしてiDeCoとNISAを勧められました。私自身NISAは今年始めましたが、iDeCoは行っていません。今務めている会社は企業年金があるわけでも退職金があるわけでもありませんので、将来の収入という点では大変不安を持っています。今回私がブログをやろうと思ったきっけけも「老後の不安に対して今からできることをやろう」ということがコンセプトです。
では、なぜ私は老後資金のためにiDeCoを始めないのか?

そもそもiDeCoとはなに?という方はこちらをご覧ください。
近日書きます

iDeCo(イデコ)とはを本当に一瞬で

自分で年金を積み立てるシステムで、掛け金が非課税になります。これが最大のメリットで皆さんやっていると思っています。一方デメリットは60歳にならないと引き出せないことです。

理由:iDeCoが中途解約できなくて、私が未婚で女だから。

iDeCoが中途解約できなくて、私が未婚で女だから。iDeCoの税制面でのメリットは所得税と住民税を控除されることです。このメリットは本当においしいと思いますのでふるさと納税はやっています。しかし、ここで未婚女子のデメリットが発動されます。
ずっと働き続けることができればこの恩恵は十二分にうけることができますが、私は未婚ですのでもしかしたら将来的に専業主婦(または100万円の壁)の中で働くことが起きるかもしれません。そうなると税金がかかりませんので控除されません。iDeCoはほかの投資信託にくらべて月々の手数料が掛かりますので、手数料負けをしてしまいます。私自身将来にわたって働き続けたいという意思は持っていますが、相手のいることなので「不確定要素」です。
さらに、子供です。子供を産む可能性があるとその分の期間は育休を取得した場合は収入がありませんので税金がかかりません。この期間でも口座維持のための加入者手数料や運営管理手数料が発生します。子供が一人ですぐに復帰できれば大した金額ではないので見過ごせますが、子供に手がかからないともしれません。保育園にすぐに入れられるかもわかりません。こうなってくると相手が話して通じる大人ではない分、仕事を続けられるかよりも「不確定要素」です。

住宅ローン控除があるから

さらに、結婚しなかったとしても「住宅ローン控除」も気になるところです。住宅ローンを借りると一定の条件の下で所得税が10年間控除されます。そうなってくると、もともとそこまで収入が多くない状況の中、住宅ローンの1%を控除されたときにどれくらいの金額の所得税がかかっているのでしょうか?その課税金額から算出された上限の金額でどれほどの積み立てができ、手数料のもとをとることができるのでしょうか?
これだけ「不確定要素」がたくさんあっても、途中で解約・停止ができれば始めていたと思います。停止している間は手数料がかからなければ始めたでしょう。しかし、iDeCoは中途解約ができません。受け取るまであと30年近くありますが、正直5年後のこともわからない中で30年間塩漬けにするしかない資金は恐怖以外の何物でもありません。それよりも、NISAや普通の投資信託のように流動性の高いものが私の今の生活には向いていると思います。
何年後になるかわかりませんが結婚をして、子供を産んだときか、子供を産まないと決めたときには加入を検討しようと思います。(それまでiDeCoがあったら)

iDeCoをはじめとした投資は資金×時間の勝負です

その一方で、
iDeCoをはじめとした投資は資金×時間の勝負です。iDeCoは特に30年といった時間を味方にすることで資産の形成をするものですので、一か月でも早くから始めていたほうが資産形成能力と節税効果は爆発すると思います。
だから、子供がいて、マイホームも買って、ある程度人生の目途がついた方や、余剰資金をしっかりと持っている方は初めてもいいのではないかと考えています。

老後資金をなぜ貯めなければいけないのか

私の親世代は若いときに老後の資金の心配なんてしていなかったと思います。それはなぜか。
私の私見ですが、預金の利率、平均寿命、高齢化情報社会これらがキーワードとなってきます。

預金の利率と年金額

今のゆうちょ銀行の定期預金の金利は0.02%です(2021年2月14日調べ)普通預金は0.01%です。私の親(昭和30年生1955年まれ)が生まれたときの金利は普通預金の金利は4%です。定期預金は1961年から調べることができて、5%でした。その後上昇し1974には7.5%。親が30歳になったときの1985年は変動はありますが4%程度。普通預金でも1.8%でした。その親世代(私のジジババ)は戦後の復興で4.8%とすごい金利時代を生きているため、今回は置いておきますが、私の親世代は前半は3%を超える金利の時代でした。今、投資信託などの運用でリスクを考えて年利3~4%で運用をしましょうという話を聞くと銀行の定期預金でこの金利と考えると一般人に「投資の必要」も老後の心配もなかったのかもしれません。

100年以上にわたる郵便貯金の金利をさぐる

平均寿命

平均寿命は今生きている人のデータではありませんのであくまでも参考値ですが、
2010年は男性が76.64歳、女性が86.39歳です。親が生まれた時代では1960年は男性65.32歳、女性が70.19歳でした。この時点で男性は60歳定年までみんな元気に働き続けるという時代ではなかったのかもしれませんね。もしかしたら定年は55歳とかだったのかもしれませんね。親が35歳の1990年では男性75.92歳、女性81.90歳と60歳の定年後20年は生きないなという試算でしょうか。
こうなってくると、企業の退職金金利が良かったことを考えても昔は結構でていますので、現役時代はほどほどの貯蓄をして、退職金+貯蓄で悠悠自適に生活ができたのではないかと思われます。

平均寿命の推移

高齢化情報社会

高齢化と情報社会が今の悪循環を生んでいる最大の要因ではないかと思っています。
今の世の中情報に溢れすぎていて、その情報に右往左往している人が多いと思っています。かく言うわたしもその一人ですが。
今までの世の中では知ることのなかった老後の生活の様子や資産の運用方法、税制面の優遇処置など、おそらく昔は「知っている人は知っている」情報だったのだと思います。でもそういう人は自分で情報をとってくるスキルとその情報を解釈できるスキル(または教えてくれる税理士など)があったのでしょう。だから心配になったときにはその人たちに相談をすることで解決できたのだと思います。
また、情報があふれることで、「分相応」という考えもなくなってきていると思います。昔の家はテレビのある家は「お金持ち」のオールウェイズ時代を仮定したときに「Aくんの家はお金持ちだからテレビがあるよね。うちは貧乏だから」で全て完結していたと思います。その後その子が出世して生活水準を上げることもあったでしょうし、ずっと貧乏だったかもしれません。でもそのように「分相応」で生きていけたし、子供が自分の家の様子を鑑みることも普通のことでした。今は、A君が持っているものを持っていないと可哀そうという考えが広まっていると思います。というか、個性を没しているやみんな一緒がいいという考えに極端に行き過ぎていると感じます。「〇〇は持っていて当たり前。普通こうだ」という”普通”という謎の言葉にみんな踊らされている気がします。
普通って何ですか?平均値ですか?その人その家の価値観、教育方針があっていいと思っています。
「普通子供は3歳までは母親の下で育てる。早くから保育園は可哀そう」は誰が誰のことを思って言った話なんでしょうか。果たして本当にかわいそうなのでしょうか。

資産を形成するのに一番ローリスクハイリターンなことは…

働くこと。余っている労力をお金に換えることが一番簡単でリスクが少なく、リターンが大きなものです。iDeCoで100万円を稼ぐためには3%で運用と考えても3000万円かかります。この資本はなかなか貯まりません。子供を産むことができるのは女性だけなので産休はいいのですが、男性の育休申請をもっとできる世の中になってほしいと思います。あと保育園。

政府の制作に対して思うこと

政府が老後資金を自助でも賄ってもらおうという気持ちはわかるけれどそれをするためには妻が働くのが一番いいと思う。たとえ社会人経験がなくても、ブランクがあっても、資格を持っていなくても、時給がどれだけ安くてもしっかりと働けば一定以上の資金を貯める能力はあるんです。iDeCoやNISAで資産形成をして、節税をしたいのはわかりますが、一番簡単に確実に資産を形成することは妻に働きに出てもらってその中から一定額を将来のために貯蓄すること。これは元本割れのリスクは基本的にないし、女性の社会っ進出云々に一番効率がいいと思います。
それをするにあたって廃止してもらいたいのは「配偶者控除」です。配偶者控除があるから働かない妻がいるというのが私の持論です。産休中・育休中はしっかりと控除して子育てに分配して、子供が3歳(私は1歳でも、産休終了でもいいと思っているが)になったら課税をすればいいと思う。で、特別な事情がある場合、例えば子供に障害などがあって預けられないとか、なにか一定の要件を設けてそれに該当した場合は継続的に手厚い控除をすればいいと思う。子供の障害は進行が変わりやすいため障碍者手帳がもらえない場合も多いだろうけれど、その場合でも医師と保健師とそのあたりの人たちが協力すれば認定はできるシステムはある。
高所得者は配偶者控除がないけれど働かない妻が多いことは知っています。この人たちは節税のために働いていないわけではないはずだから好きにすればいいと思っています。といより、この方々は、夫を陰ながらに支えているかは別として、ランチでもお買い物でもたくさんお金を使って日本経済を回していただきたい!

まとめ

iDeCoは税制上のメリットが大変あり、魅力的な制度だと思うけれど、今の制度では未婚子なしの女子にはリスクが大きい制度だと感じました。親世代年金に対しての感覚の甘さと今の人の情報のあるれている感は恐怖心をあおるだけだと感じました。今の資本でできることをコツコツと行っていくことが大切だと感じました。そのコツコツの一環として固定費の見直しや保険の見直し、投資を検討することをお勧めします。

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