人生を変えた2020年11月
世間がコロナの第三波?で揺れている時に私は全く関係ない内容で入院&手術をしていました。今回、その時の検査や診断、手術に至るまでとその後について書いていきたいと思います。結果としては、本日手術後の確認のための検査で陰性が出ましたので、とりあえず一安心しています。私が支給頚部の円錐切除術を行った経過を過去から現在に至って書きます。
まず結論から 「検診は受けたほうが絶対に良い。」
2020年9月2日 検診
近隣の婦人科にて子宮頸がんの検診と乳がんの検診(細胞診)を受ける。
受けた理由や経緯についてはまた別途書きます。長くなるので。
その結果が1週間ほどで返ってくるとのことで。
2020年9月10日 HPV検査
再度、検査結果を聞きに受診
そこで細胞にちょっとダメなところが見つかった(軽度扁平上皮内病変の疑いあり)と告げられ、詳しい検査が必要といわれる。その検査がHPV(ヒトパピローマウイルス)の型を調べるもの。
HPVというウィルス自体は本当にありふれたもので、男女問わず感染するし、性器だけではなく皮膚の色々なところに感染します。イボも一部はHPVに感染したもの。HPV自体は種類が数十種類あり、子宮頸がんに関与するのはその中の数種類。その中で日本人で子宮頸がんの原因になるといわれている「ハイリスク」といわれるのが、16番と18番。今回の検査はHPVに感染しているか?感染していたらハイリスクは含まれているのか?を調べるものです。
あと、次の検査「組織診(コルポスコピー検査)」の予約を取る。
2020年9月23日 HPVの型確認。コルポ診
その検査結果を聞きに受診。
本当はもう少し早く返ってきていたと思うけれど、そこで旅行に行っていたため、ちょっと間が開いた。まぁ…関係ないくらいだけれど。
そこで、HPVの中でも悪性の高いハイリスクに該当しているやつに感染していると告げられる。
正直驚きでした。安全ヘルメットは被っていたと思っていたので、自分にこんなことが起きるなんて全く思いませんでした。
…正直、犯人(というか、うつしたであろう人)はうっすらわかっているけれど、今更言ってもどうしようもないので、その時は特に何も思いませんでした。
コルポスコピー診
これは痛かったし怖かった!今までに検診を複数回受けているので内診台に乗る怖さ等々は結構慣れていましたが、これは痛い!やっていることは、実際の子宮頸部の組織(肉)をつまんで取ってくる。それを検査して悪性の細胞がどこまで奥へ浸潤しているかを検査するものなので少し大きめ(と言っても米粒くらい)取る検査です。検査自体は10分もかかっていないのではないのかと思いますが、感覚値としては30分以上でしt。刃物で切るということではなく、つまんで取るタイプなので引っ張られている感はすごくするし、3か所とりましたが、3回とも「う”」と言いたくなるくらいには痛いです。取った瞬間の違和感のみでその後も続いて痛いということはありませんでしたが、不快感はすごかったです。この検査だけはもう一度といわれたら拒否したいです。
検診は全く痛くないので大丈夫ですよ!
その検査が10日ほどで返ってくるけど、返ってきているか電話で確認してほしいとのことで…
2020年10月2日 検査結果
電話&再度受診
結果は返ってきていました。
そこで先生に告げられたのが、、、「CIN3」という悪性度の組織だったと。日本語で言うと「高度異形成」
私、高をくくっていたのです。毎年検査をしている私は、子宮頸がんになっていたとしても…軽度とか中等度でそんな重いもので見つかるわけがないと。軽度・中等度だと自然に消えてしまうものもあり、経過観察で済む場合もあります。軽いところで一回見つかって、経過観察をしていたけど、手術が必要だね!ということはあっても、いきなり、毎年検査しているのに…というのが一番最初の感想でした。
で、そのまま「このクリニックでは手術ができませんので、大きい病院に紹介状を書くのでそっちに行ってください」と。
そのまま受付で希望の大きい病院や受診の日を決め、連絡してもらい、よくわからないまま、姉にLINEを送りました。
そして、翌週
2020年10月6日 市立病院受診
近くの市立病院へ初受診。患者として何をどうしたらよいのか全く分からないまま、最新機器たちにただただ驚いていました。ここもまた別で書きます。その際に、婦人科の腫瘍が専門の先生に診てもらうことになったのですが、正直…まだ、手術しないって選択肢があるのでは?と思っている時に「腫瘍専門」の医師の受診は嫌でした。
で、待合で待つこと20分くらい。コロナの影響なのか、産科と同じフロアの診察待合はほとんど患者さんがいませんでした。「腫瘍内科の先生の外来前以外は…」ほんと、ビビッて待ってたんです。
そしたら、一人診察室から出てきた患者さんとその…旦那?お父さん?が泣いてる女性に対して「今ここで見つかったんだからいいだろ!子供だって3人いるんだから子宮なんて取ってしまえ。命大切だろ?」って言ってて、女性泣いてて…うわぁ………って思っていたら、私の隣にいた少しミセスな感じのお姉さんがそっとカバンからハンカチを取り出して静かに涙をぬぐうの。
………。マジっすか?私いまからその診察室入るんだけど…
と、ドン引きしていたら、私が呼ばれました。
子供産む予定ありますか?
診察室に入って先生の開口一番
「子宮どうしますか?全部取ることもできますが、子供を産む予定ありますか?」もぉう!びっくりでした(笑)
「今すぐは予定ないですけど、将来的には産みたいかもしれません」と言ったら、「では、残して頸部を切除しましょう!」となった。
私の勝手な個人的感想だけど、外科って技術さえあれば感あるけど、ちょっと気を遣おうよ。それとも、ここで取っちゃったら将来的な再発のリスクはなくなるから、優しさ?と思いながら、術前検査と手術の日程を決めました。
高額療養費制度について
事前に調べておいたので、高額療養費制度を使うために、術前検査、手術、術後2週間の外来は同じ月になるようにしてみました。
ここもまた別でまとめます。
結論としては全く意味のないものでした(笑)
私は飲んでいたピルの都合で4週間の休薬が必要となったので、
手術は2020年11月12日になりました。
最初に細胞診で異常を指摘されてから1か月で、本当に人生変わった気がしました。
病気になったときに本当に自分のことを大切にしてくれる人と、してくれない人というのが明確になると思いました。
まとめ
定期的に毎年子宮頸がんの検診を受けていても見つかるときに軽いとは限らない。腫瘍の先生の言い方では「ガンになる前に見つかったので、検診の意味ありましたね。ガンになる前にどれだけ見つけて治療ができるかは大切です」と。そういう意味ではそうなんだと思うけれど…なんかモヤっと。
そして、親という生き物は(うちだけかもしれませんが)いざという時に宛にならず、むしろストレスを与えてくるものだということがわかりました。
これに関しても、また別で書きます。
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