大阪の80代以上は受け入れ拒否ニュースを見て思うこと

猫が寝ている 暮らし

大阪をはじめとして各地で新型コロナウィルスによる医療体制の逼迫が起きている。

そこで、80代以上の患者の受け入れを拒否する発言をどこかの病院が行ったようです。

私は今のところ身近な人で新型コロナウィルスに感染した人はいません。コロナの治療とはほぼ無関係な状況です。

友人の医者がワクチン接種をした話と、別の知人の医者が発熱外来が大変とか、当直で入院の時には毎回CT測るのが大変とか…直接何かがあったわけではありません。



良いか悪いか…それで判断はできない

「悩む」の絵文字が表示されたスマホこの80代以上受け入れ拒否には考えることが複数ある。

80代という線引き

年齢に関しては誰がどう決めたのかわからないが、悩んだとは思う。

「個人」で考えてはいけない。

自分のおばあちゃんとか、隣に住んでいるおじいちゃんとか、そういう個人ではなく、日本に居住していて、限りある医療資源を分かち合う時の相手として、非情なことはわかっているが考えなければいけないと感じた。

私には92歳の祖母が2人存命。ともに100歳超えるまで生きていてほしい。

でも、もし、祖母が住んでいる自治体や医療圏で病床が足りず、若い人(例えば40代)に呼吸器や病床を譲ってほしいと言われたら、、、譲るしかないのではないかと思う。

経済的に考える

ベッドに寝る人と傍らの医療者費用/便益分析(cost-benefit analysis)を用いた場合、全てのものを金銭価値に置き換えて、費用値の関係を評価する方法を使った場合、致し方ないと思う。

投資した費用(この場合病床と呼吸器)より、大きな経済的便益が得られればその行為は経済的にみて意義があるという考え。

その患者の生産性費用(この場合患者を喪ったことによる社会的生産性の損失)を考えると、

80代と40代では喪った時の社会的「生産性」では40代の方が圧倒的に大きい。

40代は今も今後も納税者として、社会の経済活動を担っていく。

高齢者を敬う、そういう気持ちも大切だし、儒教的な考えの深い日本では高齢者が優先されるのはわかる。でも、今「足りない」状況で、「誰かが犠牲にならなければいけない」状況では、今までの考えとは違う考えが必要なのです。

この手の話でよく出てくる「飲み歩いている40代を助けるために、我慢していた80代を見捨てることはできない」議論

すごく、わかります。

仮に、私(30代)と部長(60代)が病床を争った時、社会的には部長の方が稼いでいる。会社への貢献度も高い。でも、私は、飲み歩いている部長に絶対譲りたくない。

子供産む気持ちがない、30代女性は合計特殊出生率を下げるし、年収もそんなに多くないから納税額も少ないけれど、何がなんでも譲りたくない。自業自得だと思っている。

祖母(92歳)と部長(60代)でも、この2人の選択ならば、祖母を助けてほしい。

フェイスシールドを買ったから。空間を除菌できる機械を買ったからと、飲みに行っている部長を助ける救急車があたら、自力で行けるけど呼んじゃった人に使ってほしい。

それくらい、飲み歩いているやつを助ける理由はないと、本当に思う。

どんな背景か判断している余裕はない

救急搬送された人が飲みに行っていたか、おとなしくステイホームしていたかわからない。

救急搬送されてきた時に各患者の背景を精査している余裕はない。

40代で一切外食もせず、在宅ワークをして、頑張っていたけれどかかってしまった人と、友人たちと観光バスで旅行に行って感染した高齢者かどうかなんて誰にもわからない。

複数のファクターを入れ、判定・判断することを忙しくい医療従事者や保健所にさせられる状況ではない。

そうなると、誰にでも判断のできる「年齢」で判断することは合理的だと言わざるを得ない。

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非難だけはしないであげてほしい。

子供の泣き顔誰がどんな経緯でどんな背景で「80代以上受け入れ拒否」を検討しているのか知らないけれど、非難だけしないであげてほしい。

平時ならば絶対しないことはわかっている

平穏な普通の日常ならば、絶対にこんな切り方しない。

できる限り何歳だろうと、全力を出してくれる。

だけれど、今は、そんな状況ではない。だから、どんな判断が今後あっても、断腸の思いであったであろうことを察してあげてほしい。

政府の対応の後手後手感も致し方ない部分もある?

ここで同じように話題になることが、変異種では若い人も急速に悪化する状況での「ワクチン接種が高齢者から」は合っているのか議論。

こうなった今考えると、若者が接種する方が経済ではいいかも。

あの、ワクチン接種ができるようになるかもとか言っていた2020年末とかはこれでよかった。医療者と高齢者が接種をすれば、重症者が減るからいいというのはわかる。

でも、今、こうなったら、若者を優先してもいいのかもしれない。

若者というか感染流行地で年齢区分ではない接種

差別とか、偏見というのもわかるけれど、

都会の医療者>田舎の医療者>都会の住人>田舎の住人

この順番に接種していけばいいのではないか?

ただ都会、田舎のファクターが難しい。

一瞬で大人数に接種ができればいいが、ワクチンの移動、接種する人間・会場の配備を考えると簡単ではない。

ここを悩んだ挙句、田舎も都会も平等に分配したという結論だと感じている。

オリンピック聖火リレーとコロナとマスコミ

オリンピックの五輪マーク特に科学的に統計や何かをとったものではないが、聖火リレーと地方のコロナ感染の広まりは関係があると感じている。

一番最初は3.11

最初は仙台。東北大震災の式典だと思う。

仙台で感染者が100人を越えたのが3月17日の107人。

聖歌リレーは3月25日からスタート。3月31日が200人を越えた日。3月11日の20日後。

式典や聖火リレーの前から増えてきているけれど、式典もきっと以前から都内の人(マスコミ系)が来ていたのでは?と思う。

来たからにはと、飲んでいたのではないかな。

直接の因果関係なんてわからないけれど、日数的には関係がありそう。

その後の聖火リレー

オリンピック聖火が通過したところで続々と感染者が出ていて、かつ、変異種の割合が多い。

元々田舎は、元から変異種がいなかったと仮定される。入ってこない限りなかなか感染者も出なければ、クラスターも起きにくい状況と仮定できる。

例えば三重県

三重県の聖火は4月7日、8日。

聖火リレーの14日後の4月21日に急増し過去最多を更新。

たまたまだったのかもしれないけれど、どうなんだろうか。

そう思う人がいる中でのオリンピック。

オリンピックやってていいの?

東京五輪今のこの状況で、無観客だとしてもやれるのかな?

やって大丈夫?

私は、元々スポーツに興味ないということもあって、

オリンピックやるお金あるなら休業の保証金にしてほしい。

ワクチンを買うお金に充ててほしい。

オリンピックのボランティアで消毒作業する。

病院の外来スペースの清掃だけでも外注できれば、スタッフ(看護師さん)の負担は大きく減ると思う。

院内に部外者を入れたくない気持ちもわかるけれど、オリンピックのボランティアできる倫理感持ってる人は大丈夫だと思う。毎回同じメンバーで運用していけばなんとかなる。

そういう対策を行っても感染対策が無理ならオリンピックでクラスター起きるよ。



まとめ

話があっちこっち行ってしまいましたが、結論は

今は緊急事で医療資源が足りていない。

有効に使うためにも、自分が治療を受けられるようにするためにも、国や自治体が外出を控えろというなら、私は従いたい。

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